
話すときの注意点やポイントを教えてください!

自己PRとどう違うの?
この記事では、こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
・自己紹介を侮ってはいけない理由とは?
・自己紹介の目的とは?
・自己紹介で伝えるべき3つのコト
・自己紹介の中身を考える上で大切な3つのポイント
・自己紹介の例文を紹介
・自己紹介をする上での注意点とは?
自己PRや志望動機、ガクチカなどは必ず聞かれる質問です。
そのため、これらの質問についてはほとんど全ての就活生が念入りに準備をしてきます。
しかし、面接の一番最初に聞かれる自己紹介に関しては、そこまで念入りに準備をしない方が多いのではないでしょうか?
なかには「自己紹介と自己PRって同じでしょ??」と勘違いしたまま面接を受ける方もいます。
そこで今回は「なぜ自己紹介を侮ってはいけないの?」「自己紹介で失敗しないためのポイントは?」「自己紹介と自己PRの違いは?」といった疑問を解消していきます。
面接の序盤でいきなりコケてしまわないよう、しっかり自己紹介をマスターしていきましょう!
それでは、本題に入ります。
自己紹介を侮ってはいけない理由とは?
最初に「自己紹介を侮ってはいけない理由」について理解しておきましょう!
相手に対する印象や評価には、複数の情報の中でも、会ってから最初に受けたイメージや情報が最も強く影響します。
そして、最初の印象はその後に起きた出来事への評価にも影響するのです。
例えば、以下の2人の店員さんが、注文ミスをしてしまったと仮定します。
どちらの店員さんなら「まあしょうがないか」と許す気になれますか?
Aさん:とびきりの笑顔で「いらっしゃいませ〜」と言ってくれた店員さん
Bさん:もぞもぞと独り言のように「いらっしゃいませ」と言ってくれた店員さん
おそらく、多くの方がAさんを選ばれたと思います。
つまり、人間は一番最初の印象をもとに、その後に起きた出来事への評価をしてしまう傾向があるのです。
自己紹介は、面接の流れにおいて最初に来ることが多いですよね。
ということは、自己紹介の印象をもとにその後の発言を評価されてしまう可能性があるということです。
だからこそ、自己紹介の準備をしっかりと行う必要があります。
自己紹介の目的とは?
結論からいうと、自己紹介の目的は以下の2つです。
ポイント
・アイスブレイク
・面接の取っ掛かりを作る
順番に解説していきますね。
アイスブレイク
最初に自己紹介を行うことは、面接官と就活生のアイスブレイクを行う意味合いが含まれています。
面接官は、就活生の人柄やスペックを適切に見極める必要があります。
その際に、就活生が緊張で本来の力を発揮できないと、面接官としても困ります。
就活生の緊張がほぐれた状態で質問・逆質問に繋げるため、面接官はアイスブレイクの意味で自己紹介の場を設けているというわけです。
面接の取っ掛かりを作る
自己紹介は、面接の取っ掛かりを作る意味合いもあります。
私は以前、人事の方に「面接官あるある教えてください!」と聞いてみました。
人事の方いわく「最初に何を聞こうか迷いがち」だそうです。
だから、自己紹介で最初に出てきた話題をもとに質問を始めることが多いと言ってました。
自己紹介は面接の取っ掛かりを作る意味合いが含まれているということがわかります。
自己紹介で伝えるべき3つのコト
次に、自己紹介で伝えるべきコトを3つ紹介します。
結論、以下の3つを伝えれば問題ありません。
ポイント
・プロフィール
・学生時代に何を指摘たか?
・感謝の言葉
順番に解説しますね。
プロフィール
最初に、「大学名・学部・学科・名前」を名乗りましょう。
「◯◯大学△△学部XX学科に所属している、◇◇◆◆です。」でOK。
まずは面接官に「自分は何者なのか」を伝えましょう。
学生時代に何をしてきたか?
次に「学生時代に何をしてきたたか?」を伝えましょう。
先ほど「面接官は自己紹介で取っ掛かりを探している」と述べました。
仮に「◯◯大学△△学部XX学科に所属している、◇◇◆◆です。本日はよろしくお願いします。」で終えてしまうと、面接官の目的を満たしてあげることができません。
そのため、最初の取っ掛かりとして「学生時代何をしてきたか?」を伝えましょう。
ポイントは「自分が特にこれを聞いて欲しい!」と思うものを伝えることです。
面接は、短時間でどれだけアピールできるかが合否の鍵になります。
その時間を自分の武勇伝で埋め尽くせるよう、戦略的に話の取っ掛かりを作ることが大切です。

上記のような方は、まだ自己分析が足りていないと推測されます。
面接対策の前に、しっかりと自己分析を通して、面接で語れるエピソードを探していきましょう!
感謝の言葉
最後に、面接の機会を頂いたことへの感謝を伝えましょう。
「本日は、このような貴重な機会を設けて頂きありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」でOKです。
自己紹介の中身を考える上で大切な3つのポイント
ここまでで、自己紹介を作成する上での大枠を解説しました。
それでは次に、中身を作成する上でのポイントを解説していきます。
結論、以下3つのポイントを抑えればOKです。
ポイント
・文字数は150〜200文字
・情報を絞る
・言葉遣いに気をつける
順番に解説しますね。
文字数は150〜200文字
1つ目のポイントは「文字数を200~250文字」に納めることです。
多くの場合、自己紹介は「1分以内が良い」とされています。
では、1分以内で喋り切ることができる文字量はどのくらいなのでしょうか?
それが、250〜300文字程度と言われています。
ただし、面接の本番は頭が真っ白になってしまい、詰め込みすぎると思い出せなくなってしまう可能性があります。
さらに、面接官によっては「30秒でお願いします」と言われるかもしれません。
その場合に備えて、気持ち短めに作っておくのがいいと思います。
文字数にすると 150~200文字程度がオススメです。
そうすれば、焦ったときに落ち着いてゆっくり話す「ゆとり」が生まれます。
「30秒以内でお願いします」と言われても、対処することができるでしょう。
時間と心に余裕があれば「30秒のパターン」「1分のパターン」と指定の長さ別に内容をまとめておくと良いでしょう。
情報を絞る
2つ目のポイントは「情報を絞る」ことです。
多くの就活生は「学生時代何をしてきたか?」の部分で、3つも4つも詰め込んでしまいがちです。
そうなると、ダラダラとただ長いだけで、ポイントが掴めない自己紹介になってしまう可能性があります。
長々とした自己紹介は、面接官からの印象が悪いです。「自分が一番伝えたいコト」に情報を絞りましょう。
言葉遣いに気をつける
3つ目のポイントは「言葉遣いに気をつける」ことです。
普段使っている略語は、相手に伝わらない場合があります。
前提条件のない全く外部の人が聞いたときに「正しく、わかりやすく伝わるか?」を意識して、言葉遣いを見直しましょう。
略語や若者言葉は極力使わない方が無難です。
例 ・テニサーに所属しており→✖️ ・テニスサークルに所属しており→◯
ただし、世の中に浸透しきっている略語は例外です。
例
・パソコン→◯
・パーソナルコンピューター→✖️
自己紹介の例文を紹介します
これまでのポイントを踏まえて、いくつか自己紹介の例文を作成してみました。
「学生時代に何を指摘たか?」の部分は、多くの大学生に身近なものを取り上げました。
アイデアとして参考になれば幸いです。
自己紹介の例文①:アルバイト
◯◯大学△△学部XX学科に所属している、◇◇◆◆です。
在学中は居酒屋でのアルバイトに力を入れて取り組んでおり「お客様1人1人に対して、丁寧な接客を行うこと」の大切さを学ばせていただきました。
本日は、このような貴重な機会を設けて頂きありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
自己紹介の例文②:サークル活動
◯◯大学△△学部XX学科に所属している、◇◇◆◆です。
大学では、テニスサークルに所属していました。
サークル内では、広報として新入生を増やす方法を模索し、最終的にはメンバーを◯◯人増やすことに成功しました。
本日は、このような貴重な機会を設けて頂きありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
自己紹介の例文③:学業
◯◯大学△△学部XX学科に所属している、◇◇◆◆です。
大学ではマーケティングのゼミに所属しており、主にZ世代の流行現象についての研究をしています。
最近は◯◯会社と協力して、Z世代の流行を予測した商品の企画立案に力を入れて取り組みました。
本日は、このような貴重な機会を設けて頂きありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
自己紹介を行う上での注意点
最後に、自己紹介において就活生が注意すべき点を2つ解説します。
結論、以下の2つです。
注意ポイント
・自己紹介と自己PRを混同
・求められていないことに回答
順番に解説していきます。
自己紹介と自己PRを混同
1つ目が「自己紹介と自己PRの混同」です。
どちらも自分のことについて話すことには変わりありません。
しかし、企業は全く別物と捉えています。
違いとしては以下の通り。
参考
★自己紹介
・目的:アイスブレイク、面接の取っ掛かりを作ること
・流れ:自分のことを「簡潔」に話す
参考
★自己PR
・目的:能力&意欲のアピール
・流れ:自分の「強み」や「根拠となるエピソード」を「具体的」に話す
上記のような違いがあります。
「自己紹介をしてください」と言われたら、簡潔に自分のことを話すようにしましょう。
「強み」や「エピソード」を長々と話してしまうと、面接官の印象を下げてしまいます。
くれぐれも注意してください。
求められていないことに回答
2つ目が「求められていないことに回答してしまうこと」です。
「1分程度で自己紹介をお願いします」と面接官に言われた場合は、上記で紹介したようなフォーマットに沿って伝えれば問題ありません。
しかし、面接官によっては「お名前と大学名をお願いします」などと言われる場合もあります。
その際は、氏名と大学名だけを答えましょう。
あくまでも、面接官に求められた通りに答えることが必要です。
まとめ:自己紹介を極めよう!
今回は、就活の面接における自己紹介のポイントについて解説させていただきました。
最後にざっくりと要点だけおさらいしましょう。
ポイント
◎自己紹介を侮ってはいけない理由
・第一印象の影響がその後の評価に繋がるから
◎自己紹介の目的
・アイスブレイク
・面接の取っ掛かりを作る
◎自己紹介で伝えるべき3つのコト
・プロフィール
・学生時代何をしてきた?
・感謝の言葉
◎自己紹介の中身を考える上で大切な3つのポイント
・文字数は150〜200文字
・情報を絞る
・言葉遣いに気をつける
◎自己紹介の例文を紹介
・アルバイトの例
・サークル活動の例
・学業の例
◎自己紹介をする上での注意点とは?
・自己紹介と自己PRを混同
・求められていないことに回答
上記のポイントを全て網羅すれば、自己紹介はもう大丈夫です!
誰よりも「準備」に時間をかけて、理想の企業への内定を勝ち取りましょう!