
こんな質問はよくいただくのですが、必ずしも送る必要はないと言われています。
しかしながら「熱意を伝えたい」「送らないと不利になる気がしてしまう」
または「送る際にはどのようなポイントを気をつける必要があるのか」
という方も多くいらっしゃると思います。
今回は、お礼のメールの基本とマナーについて。
そして注意すべきポイントについて書き方や例文をふまえてご紹介します。
お礼メールを書くときの注意点Q&A
最初に、お礼メールを書くときの注意点をQ&A形式で解説します。
今回は以下のような疑問に答えていきます。
疑問
Q①:お礼メールはいつまでに送るべきでしょうか?
Q②:件名はどうしたらよいですか?
Q③:どんなことを書くべきですか?定型文でも大丈夫ですか?
Q④:書き出し、導入文の書き方が分かりません。
Q⑤:どんな内容のお礼のメールに書くべきでしょうか?
Q⑥:どんなタイミングが望ましいのでしょうか?
順番に見てきましょう。
Q①:お礼メールはいつまでに送るべきでしょうか?
A1.面接の当日がベストです。
午前中の面接でしたら夕方までに、遅くとも翌午前中には送りましょう。
マナーの観点からもお礼は早ければ早い方が良しとされています。
もし数日後になってしまうようでしたらあえて送らないという選択も1つです。
Q2.件名はどうしたらよいですか?
A2. 採用面接のお礼(山田 一郎)
上記のように明確にお礼メールであること、誰からどのような事柄についてのことか
件名を見ただけで分かるようにしておくことが望ましいとされています。
Q3.どんなことを書くべきですか?定型文でも大丈夫ですか?
A3.定型文を丸々コピーするより基本を参考にする程度した方が望ましいです。
面接官も大量のメールが来ているはずなので、返って定型文のメールが来ても業務に支障が出る可能性があります。
せっかくメールを送るのですから、面接での出来事や思いを添えてみましょう。
他の方が定型文で送っている中、ご自身が具体的なエピソードの部分について触れていれば、多少なりとも差が生まれるはずです。
内容は後ほど例文にて補足説明します。
Q4.書き出し、導入文の書き方が分かりません。
A4.以下のように書きましょう。
○○株式会社
人事部 部長 ○○様
お世話になっております。 ○○大学の山田 一郎と申します。
本日はご多忙の中、面接のお時間をいただきありがとうございました。
〜本文
このように会社名、部署、役職、指名の順に書きます。
(通常、一行目は会社名、二行目に部署、役職、氏名です。)
そこから一行空けて導入文を書きましょう。
Q5.どんな内容のお礼のメールに書くべきでしょうか?
A5.面接をしていただいことに対する感謝の気持ちと、その会社に入社したいという気持ちを伝えることが大切です。
まずは誰が送ったのかが分かりやすく、時間を割いていただいたことへの感謝の気持ちを伝える。
そして「面接を通じて知った事柄に対して自身がどう感じたか」「それを踏まえてどうしていきたいのか」といった順に書き進めると伝わりやすいはずです。
締めは個性を出す場所では無いので、社会人として丁寧な印象を与えるような言葉をチョイスして、再度面接のお礼の挨拶で終えることが望ましいです。
直接合否に関わることではないかもしれませんが、送り方や内容によっては丁寧な印象を与えられるので、取り組んでみてはいかがでしょうか。
Q6.どんなタイミングが望ましいのでしょうか?
A.6 なるべく、面接を受けた会社の就業時間帯に送るようにしましょう。
私自身は、面接を受けた後すぐに送るようにしていました。
お礼メールの例文を紹介します
ここまでどんなタイミングで、どんな件名で、どんな内容で、どんな書き出しで書くべきかをお伝えしました。
ここまで来れば、ある程度骨組みは完成していますので、さらにここにエピソードなど肉付けして仕上げていきます。
【例文】
《件名》 採用面接のお礼(山田 一郎)
株式会社○○
人事部 ○○様
お世話になっております。
本日13時より面接をしていただきました山田一郎と申します。
本日はご多忙の中、面接の機会をいただきまして誠にありがとうございました。
○○様のお話を伺い、貴社の魅力や取り組み、また◉◉に対する強い思いが
製品づくりに活かされていることを深く知ることができました。
また、私がこれまで培ってきた知識や経験を活かし貴社で働きたいという
気持ちがより一層強くなりました。
まずは、面接のお礼を申し上げたくメールをいたしました。
ご多忙かと存じますので、ご返信には及びません。
末筆ながら貴社のますますの発展とご活躍をお祈り申し上げます。
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山田 一郎
〒○○○-○○○○
○○県○○市○○○-○○-○
電話:090-○○○○-○○○○
メールアドレス ichiro-yamada@xxxx.ne.jp
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上記の例文を参考にして、お礼メールを作ってみましょう!
まとめ
今回は、面接後のお礼メールのマナーについて解説させていただきました!
最後にざっくりとポイントをおさらいしましょう!
お礼メールのポイント
①面接にて採用担当者が話した内容を詳細に盛り込みましょう
②使いがちな「取り急ぎ」は使用せずに「まずは」と書きましょう
③送信は24時間以内に
④分かりやすい内容、件名で
⑤なるべくオリジナルな部分も取り入れましょう
最初に述べたように、お礼メールを出すことで合否結果が大きく変わることはありません。
しかし、自身のことをよく知ってもらうため、アピールできることを伝えるための手段として、お礼メールを出すことは決して間違った行動ではありません。
時間を割いていただいた企業の方に、社会人として感謝の気持ちを伝えるとともに、入社の意思を改めて伝える。
そういったアピールの場としても、お礼メールは活用することができるのです。
この記事でご紹介した内容を参考にしていただき、ご自身の気持ちが伝わるような文面を考えてみてください。