
けど、一度もやったことがないから不安だな...
とりあえず、全体の流れだけでも把握したい!
この記事では、こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・グループディスカッションの進め方
・グループディスカッションにおける各フェーズの説明
グループディスカッションには、進め方の「型」があります。
進め方の「型」に沿って進めることで、質の高いディスカッションにできるでしょう。
また、進行役を務めた際に迷うことが無くなります。
そこで今回は、グループディスカッションの進め方と流れを解説します!
こんな方におすすめ
- グループディスカッション選考を受けたことがない就活生
- 進行役を務めたときに、戸惑ってしまった方
- グループディスカッションの全体像を知りたい方
上記の項目に当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください!
それでは、本題に入ります。
グループディスカッションの進め方①:自己紹介
選考前に時間がある場合
選考が始まる前に就活生同士で話すチャンスがあれば、積極的に自分から自己紹介をしましょう。
グループディスカッションの時間は、大抵20〜30分程度。
やってみると分かると思いますが、想像以上に短いです。
そのため、選考前の時間を有効活用して、自己紹介を終わらせてしまうことがオススメです。
余裕があれば、軽くコミュニケーションを取っておくと良いでしょう。
選考前に時間がない場合
悩む就活生くん

企業によっては、選考前にコミュニケーションを取る時間を設けずに、いきなりグループディスカッションがスタートする場合があります。
その場合は、開始の合図と共に「〇〇です。よろしくお願いします!」と簡単な自己紹介から始めましょう。

確かに、自己紹介で1分程度の時間は失います。
が、選考中はみんな緊張しています。
その緊張をほぐす意味を込めて、自己紹介から入った方が質の高い議論ができるでしょう。
グループディスカッションの進め方②:役割を決める
自己紹介が終わったら、それぞれの役割分担をしていきましょう。
具体的には以下の3つの役割分担を決めればOK。
①ファシリテイター
②書記
③タイムキーパー
それぞれの役割の詳細については、下記の記事で解説しています。
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グループディスカッションの役割とは?役割ごとの注意点と対策法を解説!
続きを見る

結論、役割が無くても大丈夫です。
役割がない方は積極的にアイデアを出したり、役割を担っている人のサポートをしたりすればOK。
「自分はどんな役割が得意なのか?」を見極めて選択しましょう。
グループディスカッションの進め方③:時間配分を決める
役割分担が決まったら、ファシリテイターを中心に議論を進めていきましょう。
最初にやるべきことは「全体の時間配分」を決めることです。
例えば、制限時間30分の場合の時間配分は以下のようにすると良いでしょう。
①課題定義(3分)
②最終ゴールを決める(2分)
③意見を出し合う(10分)
④内容を整理する(10分)
⑤発表の準備をする(2分)
⑥予備の時間(3分)
※①〜⑥の詳細については、後ほど解説していきます。
最初に時間配分を決めることで、議論に筋道が生まれ、効率的にディスカッションを進めることができます。
さらに、グループディスカッションでよくありがちな「時間が足りなくなる」といった問題を高確率で防ぐことができるようになります。
すぐに議論を始めたい気持ちはわかりますが、この作業は絶対に怠らないようにしてください。
グループディスカッションの進め方④:テーマの定義づけを行う
時間配分を決めたら、いよいよテーマについて議論し合うフェーズに入ります。
最初は、出されたテーマの定義づけを行いましょう。

具体的に説明します。
たとえば、テーマが「飲食店の売り上げを2倍にする方法を考えよ」というものだったとします。
その場合、まずは「飲食店とは具体的にどんなジャンルのお店なのか?」「場所はどこか?」などといったことを決めないと、施策を考えることができません。
具体例としては以下の通り。
・学生街では割引クーポンが有効だが、金持ちが集う街ではあまり効果が無い
・おしゃれなカフェではインスタが有効そう。だが、サラリーマンが集う居酒屋では有効か?
このように、具体的なジャンルや場所が決まらないと”本当に有効な施策”を考えることができません。
そのため、まずはチーム内でテーマの定義づけをしておきましょう。
グループディスカッションの進め方⑤:最終的なゴールを決める
定義づけが終わったら、次に最終的なゴールを決めましょう。
具体的には「表参道にあるカフェの売り上げを達成するための施策として、3つの方法を挙げましょう!」といった感じです。
短い時間の中で質の高い発表をするためには、ゴールからの逆算思考が大切。
人事からも評価されるとともに、話し合いも非常にスムーズに進んでいきますよ。
グループディスカッションの進め方⑥:意見を出し合う
ここまでの作業が終わったら、ようやく皆で意見の出し合いを行う段階に入ります。
意見を出し合うときは、以下5つの項目に注意しましょう。
①他のメンバーの意見を真っ向から否定しない
②特定の1人が意見を言い続けなようにする
③自ら発言するのが苦手な人に話を振ってあげる
④聞いてるときは、全力でうなづく
⑤議論がテーマと逸脱しないように気をつける
これら5つの注意点を守って話し合いを行うと、人事の方からマイナス評価を避けることできるでしょう。

そんな時は、以下のように一旦相手の意見を肯定してから、自分の意見を述べるようにしましょう!
「なるほど、そういう視点もありますね!逆に私は◯◯だと思ったのですが、どう思いますか?」
「コイツを蹴落としてやろう」と思って、真っ向から論破しにいくと、あなたが選考に落とされます。
「思いやり」を持った大人な対応を心がけてくださいね。
グループディスカッションの進め方⑦:内容を整理する
次に、みんなで出し合った意見を整理しましょう。
意見を整理するときは、以下のような表にまとめると効果的です。
★表参道にあるカフェの売り上げを達成するための施策
上記の表のように軸を決めて、施策を「◎」「◯」「△」などで「評価」することで「なぜその施策を選んだのか?」という、人事の方が一番聞きたいことを具体的に説明することができます。
少々レベルが高いテクニックですが、実践できたら人事の方の評価がグンと上がるでしょう。
グループディスカッションの進め方⑧:発表の準備をする
内容の整理が終わったら、いよいよ発表の準備に取り掛かります。
最初に発表する人を決めましょう。
発表するのは非常に勇気が入ります。
が、自ら「発表します!」と名乗り出ることで、積極性をアピールすることができますよ。
発表者が決まったら、グループ全員で発表者の中で曖昧になっている部分を具体化してあげましょう。
そこまで終わってなお時間が余ったら、通しで発表の練習を行うと良いと思います。
グループディスカッションの進め方⑨:発表
最後は、代表者がテーマに対するグループのアイデアを発表します。
面接と同様に、発表する際は「結論」から話すと良いでしょう。
なるべく、論理的に筋道を立てて発表することを心がけてください。

そんなあなたは「ロジカルシンキング」の勉強をすると良いでしょう。
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まとめ:グループディスカッションの流れを復習しよう!
今回はグループディスカッションの全体の進め方について解説させていただきました。
最後に、ざっくりとポイントだけおさらいしておきましょう。
ポイント
グループディスカッションの進め方①:自己紹介
グループディスカッションの進め方②:役割を決める
グループディスカッションの進め方③:時間配分を決める
グループディスカッションの進め方④:テーマの定義づけを行う
グループディスカッションの進め方⑤:最終的なゴールを決める
グループディスカッションの進め方⑥:意見を出し合う
グループディスカッションの進め方⑦:内容を整理する
グループディスカッションの進め方⑧:発表の準備をする
グループディスカッションの進め方⑨:発表
今回紹介した流れに沿って進めると、人事の方からの評価が高まること間違いなしです!
ぜひこの記事を参考に、グループディスカッションを攻略していきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!