
でも、未来のことなんて良くわからないよ。
どうやって考えればいいのか教えてください!
本記事では、このような悩みを解決します。
本記事の内容
・キャリアプランは3つの「?」で立てるべし
・キャリアプランを伝える上で意識すべき3つのポイント
・キャリアプランの具体例を紹介
・キャリアプランの深堀り質問に対策しよう!
キャリアプランとは「将来の理想像の実現に向けた具体的な行動計画」のことです。
「キャリアプランが明確に定まっているかどうか」は、面接で非常に重視されます。
キャリアプランが明確だと「採用してからどのような活躍をしてくれるのか?」ということがイメージしやすいため、面接官は安心して採用できるからです。
とはいいつつも、キャリアプランを考えるのは難しいですよね。
そこで今回は、就活をはじめて2ヶ月で早期内定を獲得した僕が、キャリアプランの具体的な立て方を解説します!
合わせて、キャリアプランを面接で答えるときの注意点や、深堀り質問への対策法も解説していきます。
この記事が読み終わる頃には、キャリアプランを立てたくて仕方なくなりますよ。
キャリアプランがお手上げ状態の就活生は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは、本題に入ります。
キャリアプランは3つの「?」で立てるべし
最初に、キャリアプランの具体的な立て方を解説していきます。
結論、キャリアプランは3つの「?」で立てると、一瞬で出来上がります。
ポイント
①将来の理想像(目標・夢)?
②達成するには何が必要?
③どうやって達成する?
順番に解説しますね。
①将来の理想像(目標・夢)は?
最初に「将来の理想像(目標・夢)」を考えましょう。
先ほども説明したように、キャリアプランとは「将来の理想像の実現に向けた具体的な行動計画」のことです。
最初に理想像を決めないと、具体的な行動計画を立てることはできませんよね。

その場合は、まだ自己分析が足りていません。
まずは「どんなときにモチベーションを感じるのか?」ということを明確にしましょう。
こちらの記事で明確にする方法を解説していますので、ご活用ください。
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モチベーショングラフとは?『超』具体的な書き方と使い方を伝授!
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上記で明確にしたことを参考に「どんな仕事・生活ができれば、高いモチベーションを保てそうか?」ということを考えてみましょう。
このステップを踏むことで、あなたの理想像を明確にできますよ。
②達成するには何が必要?
次に「理想像を達成するには何が必要か?」ということを考えます。
深く考えずに、思いついたことを箇条書きでどんどん洗い出していくことが大切です。
具体例を出すと、以下の通りです。
◎目標:部署を横断したプロジェクトのマネージャーになりたい
◎必要なこと
・複数の専門性
・深い業務理解
・部署間をまとめるマネジメント力
・計画性
・責任感
・etc..
どうしても思いつかない場合は、OB訪問で先輩社員に聞いてみましょう。
OB訪問については、こちらの記事で解説していますので、ご活用ください。
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【完全保存版】OB訪問の教科書!目的からやり方まで全て解説!
続きを見る
③どうやって達成する?
次に、②で洗い出したことを「どうやって達成するのか?」ということを考えます。
具体例を出すと、以下の通りです。
◎お題:部署間をまとめるマネジメント力を高めるにはどうしたらよいか?
◎具体案
・日常的に他部署との人脈を築く
・他部署のリソースを的確に把握。
・リーダーシップ研修に参加する
・信頼を得るため、常に結果を出し続ける
→結果を出すためには何が必要?(What?)
→業務時間外でも、通信教育やセミナー参加で勉強を続ける
・etc..
ポイントは、なるべく「具体的」に落とし込むことです。
達成するための具体案が「抽象的」だと思ったら「What」「Why」「How」を問いかけて、深堀りを行いましょう。
以上3つのステップで洗い出したことをまとめることで、具体的なキャリアプランを構築できるでしょう。
また、今回紹介した3ステップを自然と実践できるように、キャリアプラン構築用シートを用意しました。
下記のリンクよりダウンロードして、ご活用ください。
※ダウンロードの手順は以下の通りです。
STEP1:「ファイル」をクリック
STEP2:「コピーを作成」をクリック
STEP3:「OK」をクリック
「OK」をクリックすると、あなたのドライブにキャリアプラン構築シートが保存されます。
キャリアプランを伝える上で意識すべき3つのポイント
次に、面接やESでキャリアプランを相手に伝える上で、意識すべき3つのポイントを解説します。
結論、以下の3つのポイントを意識しましょう。
ポイント
①やる気を伝える
②企業の理念や制度とリンクさせる
③明確に定まらずとも、言語化する
順番に見ていきますね。
やる気を伝える
1つ目に意識すべきことは「やる気を伝える」ことです。
当然ですが、面接官は「やる気」や「熱意」が感じられる学生を採用します。
そのため、キャリアプランで伝える目標や行動計画は「この学生はやる気に満ち溢れているな」と感じさせるような内容にしましょう。

・◯◯の業務をやりたい→△
・◯◯の業務を高いレベルでこなしたい→◎
企業の理念や制度とリンクさせる
2つ目に意識すべきことは「企業の理念や制度とリンクさせること」ことです。
「この会社だから、自分の理想のキャリアを実現できる」ということを絡めていきましょう。
具体例を出すと、以下の通りです。
他の先進国と比べて30年以上遅れていると言われる日本の金融の世界を変えたいと想っています。そのためには、海外勤務を通して、日本と海外の違いを把握する必要があると考えています。それを実現するため、私は3年後に貴社の海外留学制度を利用させていただき、先進的な海外の金融ノウハウを蓄積したいと思っています。
このように、企業の制度や理念などをリンクさせることで「この会社だから、自分の理想のキャリアを実現できる」ということをアピールしていきましょう。
明確に定まらずとも、言語化する
3つ目に意識すべきことは「明確に定まらずとも、言語化すること」ことです。
リクルートにて「新卒就活アドバイザー」をされていた就活のプロフェッショナルである、島津綸子さんのツイートご覧ください。
今絶賛本選考中のメガベンチャー人事に
【通過している人の特徴】を質問したら
【どこまで分かってて どこからが分かってないか理解できている人】
とのことだった。面接でかなり深堀する企業なので
自己理解とかキャリアプランの質問に
100%答えられる学生は
ほとんどいないらしいのだけど、— 島津 綸子 (@naiteisha) November 3, 2020
深掘が不充分でも面接通過してる
学生の共通点は
〝ここはまだ考えられていないから
こういう風に言語化していきたい〟
と言えること。つまり〝〇〇が分かっていない〟を
俯瞰して捉え、それにどう向き合うかが明確になっている。
だから〝〇〇が分かっていない〟という理由で落とされることがない。— 島津 綸子 (@naiteisha) November 3, 2020
例えば
『成長して何を成し遂げたいか』
という質問に対して
『漠然と〜という課題を解決していきたいとは思っているが、その手段はまだ明確にできておらず…貴社に入社し〜に携わる中で考えたい』
と答えられると🙆♀️現段階で100%言語化できてなくても
言語化できる地頭があると判断できればOK🙆♀️— 島津 綸子 (@naiteisha) November 3, 2020
一方で、面接に落ちるのは
・自己矛盾に気づけない、自分の考えが至らないことに気づけていない
・上記は自覚しているものの、取り繕って抽象的な答えになっている、支離滅裂なことを言ってしまう
パターン。面接でがっつり深掘される企業を志望している方はぜひ意識してみてください☺️💭
— 島津 綸子 (@naiteisha) November 3, 2020
このように、人事の方は100%明確なキャリアプランを必ずしも求めているわけではないようです。
「キャリアプランが明確に定まらない」という方は、最低限「明確に定まっている部分」と「明確に定まっていない部分」を言語化できるようにしておきましょう。
キャリアプランの具体例を紹介
ここまで、キャリアプランの書き方について解説してきました。
が、実際に具体例を見ないとピンとこないのではないでしょうか?
というわけで、内定者のキャリアプランの具体例を2つ(営業職・技術職)紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
営業職
将来は営業部門のリーダーを目指したいと考えています。
入社後は、貴社の商品、商材を徹底的に理解することに努め、その後の3年間は行動量にこだわり、経験を積み上げていきます。
そして5年後までに、貴社の営業部門でトップセールスマンになることを目指しています。
そのため、提案を重ねる中で、1人1人のお客様に最適な提案ができるよう、相手の話を引き出す力やそれに答える提案力を身に付けていきたいと思います。
また7年後は、営業のノウハウを後輩に伝え、会社の発展に貢献する新人指導にも携わりたいと考えています。
こうして、部下の信頼と顧客の信頼を得た上で、部門としての実績を作れるリーダーになれるよう、努力していきます。
技術職
将来は部署を横断したプロジェクトのマネージャーを目指したいと思います。
3年間はシステムエンジニアとして経験を積みながら、システム開発に必要な知識を習得し、顧客の要望に応えられる技術力を身に付けます。
そのために、業務時間外にスキルアップセミナーや通信教育等を利用して、日々の学習を
継続していきたいと思っています。
そして、貴社のリーダーシップ研修を受講させていただいた上で、5年以内にプロジェクトリーダーになることを目指していきます。
そこで、チームの進捗管理やモチベーション管理など、マネジメント力を身に付けたいと思います。その経験を活かし、10年後はプロジェクトマネジャーとして、結果が残せるリーダーになれるよう、努力していきます。
キャリアプランの深堀り質問に対策しよう!
最後に、面接官がキャリアプランを深堀りする際によく使う質問へ対策しましょう!
結論、以下の3つの質問へ対策すればOKです。
ポイント
①なぜその目標を立てたのか?
②目標達成のために「今」努力していることは?
③いつまでにどこまで進んでいる?
順番に見ていきますね。
①なぜその目標を立てたのか?
「なぜその目標を立てたのか?」ということを考えましょう。
「なんとなくこの目標を立てました」という学生よりも「その背景には〇〇といった私の価値観(経験)があります!」と言われたほうが安心しますよね。
「目標の背景が思いつかない!」という方は、自己分析が足りていない証拠です。
以下の記事を参考に、もう一度自己分析を行いましょう。
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【無料】自己分析おすすめツール7選!成果は実証済みです
続きを見る
②目標達成のために「今」努力していることは?
「目標達成のために、今努力していること」を話せるようにしておきましょう。
「こんな目標を達成したい!」と言っているのに「今はとくに何もしていません」というと、説得力が欠けてしまいます。
「いやー...会社に入ってからじゃないとできないよ」と思われるかもしれません。
が、本当にそうでしょうか?
たとえば、関連する書籍を読んでみたり、すでにその分野で実績を上げている人に話を聞いてみたりすることはできるでしょう。
小さなことでもいいので、必ず目標達成に向けて今からできることを行いましょう!
③いつまでにどこまで進んでいる?
「いつまでにどこまで進んでいるのか?」を考えましょう。
具体的には「3年後・5年後・7年後までに、理想像を達成する上で必要なことがどこまで完了していたいか?」を考えます。
なぜなら、面接でキャリアプランを聞かれるときは、下記の流れに沿って聞かれることが多いからです。
①:10年後のキャリアプランを教えてください
→
②:それを達成するために、3年後・5年後・7年後までにどうなっていたですか?
上記のような流れに沿って聞かれる理由としては、あなたのスピード感を見たいからです。
あなたの志望企業が基準としているスピード感に合わせて、考えていくとよいと思います。
まとめ:キャリアプランを明確にしよう!
今回は、キャリアプランの立て方について解説させていただきました。
キャリアプラン構築シートを活用して、さっそくあなたのキャリアプランを作ってみましょう!
最後に、ざっくりとポイントだけおさらいします。 ポイント ◎キャリアプランは3つの「?」で立てるべし ・将来の理想像(目標・夢)は? ・達成するには何が必要? ・どうやって達成する? ◎キャリアプランを伝える上で意識すべき3つのポイント ・やる気を伝える ・企業の理念や制度とリンクさせる ・明確に定まらずとも言語化する ◎キャリアプランの深堀り質問に対策しよう! ・なぜその目標を立てたのか? ・目標達成のために「今」努力していることは? ・いつまでにどこまで進んでいる?
キャリアプランを制するものは、面接を制する。
この記事を読んでくれたあなたには、ぜひ面接官を唸らせるキャリアプランを作って欲しいと思います!
キャリアプランを制するものは、面接を制する。
この記事を読んでくれたあなたには、ぜひ面接官を唸らせるキャリアプランを作って欲しいと思います!