
先輩に相談したら「他己分析をしてみたら?」と言われた。
でも、他己分析ってどうやってやるの、、?
そもそもコミュ障なんでうまく話せるか不安なんですが、、、。
この記事では、こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
・他己分析の3つのメリットを紹介します
・【簡単】他己分析のやり方と具体的な質問リスト
・まとめ:他己分析によって、さらに就活対策を進めよう!
今回は、他己分析のやり方を徹底的に解説します!
いきなり「他己分析してみたら?」と言われても、正直どうやればいいのかわからないですよね。
しかも、僕のようにコミュニケーションに自信のない方は「沈黙にならないかな」「うまく喋れるかな」と不安に思っていることでしょう。
そこで本記事では、僕の体験を踏まえた他己分析の効果的なやり方と、具体的な質問リストを紹介します!
こんな方におすすめ
- 他己分析のやり方がわからない
- 他己分析で効果的な質問リストを知りたい!
- コミュニケーションに自信がない
- 自己理解をさらに深めたい
コミュニケーションに自信がない方も、あらかじめ質問リストを作って臨めば大丈夫です!
他己分析を通して、徹底的に自己理解を深めていきましょう!
それでは本題に入ります。
他己分析の3つのメリットを紹介します
そもそも、他己分析を行うことによって、どんなメリットがあるのでしょうか?
結論からいうと、以下3つのメリットがあります。
ポイント
・自己分析とのギャップを確認できる
・学生とは違う立場の視点に気づくことができる
・自分が気づいていない短所や長所、第一印象を知ることができる
それぞれ順番に解説していきます。
自己分析とのギャップを確認できる
他己分析を行うことで、自分と周囲からの評価のギャップを認識することができます。
例えば、僕の場合だと「ミーティングで発言量が少ないということから「自分は消極的なタイプだ」とマイナスに捉えていました。
しかし、一緒にミーティングを行っている仲間から「発言量は少なくとも、たまに発言したことは的確だよ。それって思考力が高いってことじゃないかな?」と言われたのです。
このように、1つのエピソードに対する評価の人それぞれ違います。
「弱み」だと思っていたことが、周りからみたら「強み」に見えるかもしれません。
「強み」だと思っていたことが、「弱み」に見えるかもしれません。
自分一人ではどうしても1つの見方に捉われがちになってしまうこともあるので、他者の視点を取り入れることは、自己理解において非常に価値が高いと言えるでしょう。
学生とは違う立場の視点を得られる
社会人の方に他己分析をしてもらうことで、学生とは違う立場の視点を得ることができます。
例えば、僕は社会人の方に「ミーティングで発言量が少ないことをマイナスに捉えている」と言いました。
そしたら「ミーティングは何も発言量を増やすことだけが大切なことではない。場を和ませる人や質問をする人がいることも大切だ。自分はミーティングの中でどんな役割を担っているのか?という視点でもう一度考えてみたらどうか?」というご指摘をいただいたのです。
まさに、社会人として既に働いているからこその視点だと思いました。
学生とはまた違う社会人の考え方を取り入れることで、より深く自分自身を分析することができるでしょう。
自分が気づかない長所や強みを発見できる!
自分の長所や強みを発見する上で、他己分析は真価を発揮します。
なぜなら、自分の本当の長所や強みは「自分にとっては当たり前にできてしまう」ことが多いからです。
例えば、僕がとても努力家の友人と他己分析を行った時に「お前は本当に努力家だよな」と言いました。
それに対して友人は「え?どこが?努力した経験なんてほとんどないよ」と言ったのです。
その友人は受験時代、毎日10時間以上勉強していました。
部活動でも、自主的に走り込みや筋トレの量を増やしていました。
こういった事実を指摘すると「それは楽しかったからやってただけだよ」と言われたのです。(嫌味とかではなく、真顔で言ってました。)
このように、自分の本当の強みや長所は自分にとっては当たり前のことすぎて、気づかないということは多々あります。
そういった当たり前にできてしまう強みや長所にこそ、価値があるのではないでしょうか?
他己分析を通して、自分が当たり前にできてしまう強みや長所を発見しましょう!
【簡単】他己分析のやり方ー3ステップで解説
この章では、具体的な他己分析のやり方を、具体的に2ステップで解説していきます。
全体像を要約すると以下の通りです。
簡単な流れ
- ステップ1:お互いに質問をしよう!
- ステップ2:「強み」と「改善点」を整理しよう!
このステップに従って行うことで、他己分析のメリットを最大限享受することができると思います。
実際に僕もこのステップに従って行ったことで、自己理解を大幅に深めることができました。
それでは、各ステップについて順番に解説していきますね。
ステップ1:お互いに質問をしよう!
他己分析を行う上でのポイントは「いかに自分のことについて相手が答えやすい質問を投げかけるか?」ということです。
例えば「私のことどう思う?」といったような漠然としすぎている質問をされたらどうでしょう?
正直、困りますよね。なので、こういった相手を困らせるような質問はしないようにしましょう。

こんな悩みがあなたの頭の中に出てきたと思うので、他己分析で私が使用していた質問リストを掲載しておきます。
他己分析を行うときは、ぜひこの質問リストを参考にしてください。
他にも自分が気になることがある場合は、どんどん付け足していきましょう!
参考
・第一印象はどうでしたか?
・第一印象と今ではどんなギャップがありましたか?
・外見の印象と比較して、何か意外だったことなどはありますか?
・私の長所、短所は何ですか?
・私に向いてそうな業界、業種は何ですか?
・何をしている時が一番楽しそうですか?
・印象に残っている出来事はありますか?
・尊敬できる点はありますか?
・改善した方がいいと思う点はありますか?
・私にイラっとしたことはありましたか?
・他の人に私を紹介するとき、どのように紹介しますか?
・集団での私の役割は?
・私を一言で表すと?
こうした質問をする際は「なぜそう思ったのか?」といったエピソードも一緒に聞いてみましょう!
「なぜ」を繰り返していくことで、より深い他己分析を行うことができるでしょう。
また、短所を指摘されるとがっかりしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、早めに短所を知ることは、早く改善することができるということです!
就活だけに止まらず、人生においても必ずプラスのことだと思うので、ラッキーだと思いましょう!
ステップ2:「強み」と「改善点」を整理しよう!
次に、他己分析の結果を自己分析の結果と照らし合わせてみましょう。
照らし合わせる時は、以下の6つカテゴリーに分けて考えるといいと思います。
6つのカテゴリー
①:自分と相手の捉え方が共通している
②:自分のみプラスに捉えている
③:相手のみプラスに捉えている
④:自分のみマイナスに捉えている
⑤:相手のみマイナスに捉えている
⑥:お互いにはっきりしない
上記6つのカテゴリーに分類すると次のようなことがわかります。
6つのカテゴリー
①:自分と相手の捉え方が共通している→「自他ともに認める強みor弱み」
②:自分のみプラスに捉えている→「要注意!」
③:相手のみプラスに捉えている→「お宝の可能性」
④:自分のみマイナスに捉えている→「自分だけの思い込みかも?」
⑤:相手のみマイナスに捉えている→「自分の改善点!」
⑥:お互いにはっきりしない→「放置しよう」
①の場合は、主観性および客観性の担保された「強み」or「弱み」です。
面接やエントリーシートに書く時はこの中から選ぶと、より説得力が増すでしょう。
②の場合は、要注意です。
もし仮に、面接で「強み」として話してしまった場合、逆アピールになってしまう可能性があります。
このカテゴリーに当てはまったものは、再度検討し直しましょう。
面接やエントリーシートでは、アピールしない方がいいかもしれません。
③の場合は、お宝の可能性ありです!
先ほども申したように「自分では当たり前にできてしまう」ことこそ、あなた自身の真の強みかもしれません!
このカテゴリーに含まれるものは、その根拠となるエピソードを徹底的に深堀を行いましょう!
④の場合は、自分だけの思い込みの可能性が高いです。
僕は「物凄く自分はコミュ力が低い」と思っていました。
しかし、他己分析を通じて、「そこまで低いと感じたことはないよ」という声が多かったので、ちょっとした自信につながりました。
⑤の場合は、注意すべき自分の改善点です。
その行為によって、無意識に誰かに迷惑をかけている可能性が高いので、意識的に直していきましょう。
⑥の場合は、放置で問題ないです。
自分も相手もよくわからないものは、アピールににも自分自身の改善にも繋がらないので、気にすることはありません。
また多くの場合、このカテゴリーは空欄になると思います。
上記の方法に従って整理することで、他己分析のメリットを最大限生かすことができると思います。
他己分析の相手をしてくれた方は、あなたのために時間を割いてくれています。
常に相手に対する感謝を忘れることなく、得られた気づきを最大限生かしましょう!
まとめ:他己分析で自己理解を深めよう!
今回は、他己分析を行う3つのメリットと具体的な他己分析のやり方について解説させていただきました。
最後にポイントだけおさらいしましょう。
まず他己分析を行う3つのメリットは以下の3つです。
ポイント
・自己分析とのギャップを確認できる
・学生とは違う立場の視点に気づくことができる
・自分が気づいていない短所や長所、第一印象を知ることができる
そして、他己分析の具体的なやり方のポイントは以下の通りです。
簡単な流れ
- ステップ1:お互いに質問をしよう!
- ステップ2:「強み」と「改善点」を整理しよう!
今回は以上です!
他己分析を通して、自己理解を深めていきましょう!